歯の大きさに対して顎が小さいため、歯が凸凹の状態で生えてくるものを叢生(乱杭歯)といいます。

叢生とは??

叢生は、見た目も美しいとは言えず、外に出張っている歯、内側へ引っ込んでいる歯と、
小さな入れ物にギュウギュウと無理矢理押し込んだような状態になっています。
また、歯並びが悪いと、物をうまく噛み砕くことができず、
咀嚼機能にも影響を及ぼします。更に、毎日の歯磨きにも影響があります。うまく歯磨きができず、
重なり合った箇所に汚れが蓄積され、虫歯や歯周病の原因となります。
この場合、その歯だけでなく、両隣の歯も巻き添えをくうので要注意です。

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叢生(乱杭歯)の症例は…??

歯を抜かなければ歯並びは治らないと思われがちですが、あきらめてはいけません。
よく見られる症例として、発育不足の分の顎を拡大し、ワイヤーで歯を移動させるケースがあります。
通常の矯正治療では歯を抜いてスペースを作り、歯を並べるのですが、歯を抜かずとも、
歯を並べられるスペースさえ確保できればOKなのです。つまり、顎が広がれば歯を抜かずに済むのです。

ただ、やはり、誰もがこのケースに当てはまるわけではなく、顎の拡大によるスペースの確保が難しい方もいます。
また、治療期間も長期です。辛抱強く続けるしかありません。それと同時に、咀嚼訓練も行うことをおすすめします。
噛み合わせが悪いのは、かた噛み(左右どちらかでしか噛まないこと)などで、使わない歯があるからです。
しっかり噛むことができれば、自然な歯並びになるはず。治療器具に頼ることもなくなるでしょう。

歯並びが悪くなる原因)

叢生のように悪い歯並びが起こる原因の1つに、
かたいものを食べずにやわらかいものばかりを食べるような現代人の食生活の悪さがあります。
やわらかいものは食べやすくはありますが、その分、あまり噛むことがないので、顎が十分に発達しません。
その結果、歯の大きさと顎の大きさがアンバランスで、歯並びが悪くなり、叢生のように歯並びが乱れた状態
なりやすいのです。咀嚼機能の低下は、歯並びや噛み合わせのほかにも影響があります。
よく噛まずに飲み込む子供が増えていますね。「1回につき、30回噛む」とよく言われますが、
これは噛むことによって顎の発達を促すこと、歯を丈夫に保つことを目的としています。
噛まずに飲み込むと消化も悪く、噛むことによって刺激される満腹中枢への信号が麻痺し、
過食による肥満体質の原因にもなるでしょう。身体に良いことではありません。食生活を見直し、
健康な歯、健康な身体を保つように、誰もが心掛ける必要があるようです。8020運動というのもありますね。
歯を丈夫に保ち、おじいちゃん、おばあちゃんになっても、自分の歯で楽しく食事をしたいものです。